418:   2017/11/19(日) 01:02:28.12 ID:YIP4NV1v0
これは自分が小学三年生の時に本当に体験した話。

当時自分は二つ上の兄が友達と遊ぶ所によく付いて行ってた。
兄は鬱陶しそうにしていたけど当時小学三年生の自分は年上と遊ぶことに優越感を覚えていた。
兄たちがよく遊ぶ場所は決まっていてマンションに囲まれたちょっとした広場で、遊ぶ内容といえばサッカーがほとんどだっだと思う。
夢中で遊んで時間も遅くなった時に誰かが蹴ったサッカーボールが広場にあるマンションが所有してる倉庫の所に飛んでいった。
その倉庫の扉はいつも鍵がかかっていて電気もついてなくて入り口から扉までが無駄に5メートルぐらいある建物だった。
そして化け物が住んでるとか管理人の家だとか幽霊がいるとか小学校では噂になってる場所だった。
誰かが蹴って飛んでいったサッカーボールはちょうど倉庫の奥に向けて飛んでいったけど倉庫は電気が点いてなく、夕方ということもあり外からは奥の扉が見えないぐらい暗かった。
そのサッカーボールは一番年下の自分が取りに行くことになり、どうせ扉にぶつかってるんだろうなと思いながら倉庫に入って行くといつもは完全に閉まっているはずの倉庫がその日はなぜか空いていた。
ボールは扉の枠に当たって中には入っていなかったけど様々な噂が小学校で流れていたため倉庫になにがあるのか急に興味が出てきた自分は落ちてるサッカーボールを抱えて1人で倉庫に入って行った。

419:   2017/11/19(日) 01:05:14.31 ID:YIP4NV1v0
恐る恐る入っていったものの中にはモップとかバケツとかの掃除用具が立てかけてあるだけで
当時小学三年生の自分は正直ガッカリしたのを覚えてる。
結局何でもないじゃんとか思いながら倉庫を後にしようとした時、急に立てかけてあったモップがカタンって倒れた後フフッていう笑い声がした。
でもその時自分はなぜかその笑い声を自分の笑い声だと思って怖いとか不思議に思うことすらなく倒れたモップを元の位置に戻してあげようとした。
モップを元の位置に戻そうとしている時、急に視界の端に白い何かがチラついた。
その方向を見るとそこには二つのモップが浮いて上下に揺れてたんだ。
さっきの笑い声や揺れているモップが急にとてつもなく怖くなった自分は大急ぎで兄たちの元に走っていった。そして今見たことを説明したけど当然信じてもらえずその後何ヶ月かはそのことをネタにバカにされてたと思う。
大きくなった今はマンションの管理人さんがいてたまたま両手にモップを持っていたのを見間違えただけかなとか思うけれどモップが倒れた時に聞こえた笑い声は何となく人間じゃないような気がする。
オチも何もないけどこれが本当に体験した自分が怖かった話です。

引用元: ほんのりと怖い話スレ 126